===家を新築したジョージ夫人が、工務店のオヤジに文句を言った。500Mほど先の線路を汽車が通過するたびに、家全体が大揺れするというのだ。「それはもう大きな揺れで、ベッドから放り出されてしまうほどなのよ! 私の言っていることが大げさだというなら、御自分で寝て確かめてくださいな」 と夫人は言った。 工務店のオヤジはあきらめたように首をすくめると、彼女に言われたまま寝室のベッドに横になった。そこへ突然ジョージが帰宅し寝室のドアを開けた。「一体全体、あんたはそこで何をやっているのかね!」 ジョージは工務店のオヤジに怒鳴った。オヤジは消え入るような声で言った。「あっしが、汽車を待っていると言っても・・・信じちゃもらえませんでしょうな」===
===ジョージが文房具店に入ってきた。そして店員に「万年筆を一本ほしいんだ。明日は女房の誕生日で、うんと驚かせてやろうと思ってね」 と言った。「それはお優しいことで。奥様はきっと驚かれることでしょう」
店員が何本かの万年筆を取り出しながら答えた。「女房の誕生日には、キャデラックを買ってやると約束してきたから、これを見て・・・きっと驚くだろう」
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===トムは銀行の隣で魚屋を営んでいた。 友人のジョージが訪ねてきて言った。「トム、お願いがあるんだ。100ドルを一週間貸してくれないだろうか」 トム 「そうしてやりたいのはやまやまなんだが、銀行との協定があってどうしてもダメなんだ」 ジョージ 「どんな協定があるんだい?」 トム 「いやね、俺が魚屋を開くとき、協定したんだ。銀行では魚を売らない、そして俺は人に・・・・お金を貸さないとね」===
===ジョージ夫妻は高齢であった。夫人は耳が少し遠かった。ジョージがある日、家に帰った時、すごく空腹だったので夫人に 「今日の晩御飯は何だい?」 と聞いた。返事がないので、もう一度聞いたが、やはり返事がない。ヤレヤレと思い、夫人のそばまで行き 「今日の晩御飯は?」 と問い直した。夫人は驚く様子もなく 「目黒のサンマですって2回も大きな声で答えましたよ」 と言った。ジョージのほうがはるかに・・・・耳が遠かった。===
H28年2月