婦人科・産科 産婦人科専門医・母体保護法指定医

オーキッドレディースクリニック
TEL・0794-88-8505
採用情報
サイトマップ
第15号 子宮頸がんの死亡率をゼロに


===予防ワクチン、細胞診とHPV併用検診の普及により 子宮頸がん征圧時代がすぐそこにきております ===

 

第15号 子宮頸がんの死亡率をゼロに子宮頸がんは子宮の入り口にできるがんです。子宮頸がんは、性交渉によって侵入するHPV(ヒトパピローマウィルス)が深く関与するため、性交渉の経験がある女性は誰でもなる可能性があります。性交渉が自然な行為であるように、HPV感染もごく自然なことです。子宮頸がんは年齢を選びません。患者のピークは30代です。最近、20代の患者も急増しています。日本では毎年新たに15,000人が子宮頸がんと診断され、3,500人の命が奪われています。

女性の誰もがなる可能性を持つ子宮頸がんは、「ワクチン」「検診」による予防が確立されています。

HPVワクチンは世界120か国以上で接種されている21世紀のハイテクワクチンです。

3回の接種で子宮頸がんを70%予防できます。11~14歳の女子への接種を強く推奨していますが、15~45歳の女性への接種も奨めています。

ただ現在、ワクチン接種による副作用が問題視されて、積極的には推奨されていない状態ですが、近い将来必ず他のワクチン同様に必須のワクチンになると思われます。

がんになる前の状態を発見して子宮を守るために、検診はすべての女性に必要です。子宮頸がんに進む前には、頸部の細胞が変化した「異形成」というがんになる前の状態が続きます。いつ、どんな人が異形成やがんになるかわからないからこそ、頸部の変化をチェックする検診の習慣が必要です。検診には異常を探す細胞診と、がんになるリスクが分かるHPV検査があります。

最新の検診方法は、「細胞診」と「HPV検査」を同時に受ける「併用検診」です。2つの検査を組み合わせることで、前がん状態も確実に発見でき、より正確な検査結果が得られます。

子宮頸がんになると、精神的、肉体的、経済的負担が生じます。

あなたのからだ、あなたの大切な未来のためにも、「ワクチンの接種」だけでなく、「定期的ながん検診」を忘れずに受けてください。

H29年6月

婦人科・産科   産婦人科専門医・母体保護法指定医 オーキッドレディースクリニック
〒673-0403 兵庫県三木市末広1-13-8
tel:0794-88-8505
神戸電鉄 粟生線「三木駅」より徒歩3分
専用駐車場があります。
オーキッドレディースクリニック地図